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PPTとは?髪の補修に欠かせない成分の種類と選び方をプロが解説

「PPT配合のトリートメントとは?」「ケラチンPPTは髪にどんな働きをするの?」と疑問に思ったことはありませんか?

PPTは、ダメージヘアの補修や、髪のうるおい、ハリ・コシ、手触りを考えるうえで知っておきたい成分の一つです。

今回は、リトル大学院の毛髪・化粧品成分に関する解説を参考にしながら、東京都立川市のサロンrondineに在籍する髪のプロが、PPTの意味や種類、ヘアケアにおける役割についてわかりやすく解説します。

PPTとは?

PPTとは、PolyPeptide(ポリペプチド)の略称です。

リトル大学院では、PPTを「化粧品に配合するために、タンパク質を加水分解して小さくしたペプチドの総称」と説明しています。アミノ酸が数個から70個程度つながったものが、ポリペプチド、つまりPPTです。

髪や皮膚の主成分であるケラチンやコラーゲンは、多数のアミノ酸が鎖状につながった大きなタンパク質です。

このタンパク質を加水分解すると、より小さなペプチドになります。ヘアケア製品などに配合されているPPTは、このようにして得られた成分です。

PPTはなぜ髪のケアに使われるの?

髪は、カラー、パーマ、ブリーチ、紫外線、熱、摩擦などによってダメージを受けます。

ダメージを受けた髪は、乾燥やパサつき、絡まり、手触りの低下、ハリ・コシ不足などが起こりやすくなります。

PPTは、髪の状態を整える成分として、次のような目的でヘアケア製品に配合されています。

  • 髪にうるおいを与える。
  • ダメージ部分を補修し、手触りを整える。
  • 髪にハリやコシを与える。
  • 髪表面をなめらかにする。
  • 髪のまとまりや指通りを整える。

ただし、PPTと一口にいっても、原料となるタンパク質の種類や成分の大きさ、製品の処方によって特長は異なります。

「PPT配合」と表示されているかどうかだけでなく、髪質やダメージ状態、仕上がりの好みも考慮して選ぶことが大切です。

PPTの種類

リトル大学院では、PPTを原料となるタンパク質によって分類しています。

ケラチンPPT

羊毛や羽毛などに含まれるケラチンタンパク質を加水分解したものです。

ケラチンは髪の主成分でもあるため、毛髪との親和性が高く、ダメージを受けた髪の補修や、ハリ・コシを与える成分として利用されています。

髪が細くなった、ハリ・コシがない、ダメージによって髪が弱く感じるといった場合に、ケラチンPPTが配合された製品が選択肢になることがあります。

コラーゲンPPT

魚や動物由来のコラーゲンタンパク質を加水分解したものです。

保湿や、髪にハリを与える目的で使用されます。乾燥によるパサつきや、髪のうるおいを整えたい場合に使われることがあります。

シルクPPT

シルク、つまり絹に含まれるタンパク質を加水分解したものです。

保湿や、なめらかな質感を与える成分として利用されています。髪の指通りをよくしたい、柔らかくしなやかに仕上げたい場合に使われることがあります。

大豆PPT・小麦PPT

大豆や小麦など、植物由来のタンパク質を加水分解したものです。

髪や肌にうるおいを与える成分として、ヘアケア製品や化粧品に配合されています。

髪の状態に合わせて考えることが大切

PPT配合の製品を選ぶときは、現在の髪の状態を確認することが重要です。

  • ハリ・コシが気になる髪:髪が細い、へたりやすい、ボリュームが出にくいと感じる場合は、ケラチンPPTなど、髪にハリ・コシを与える成分が配合された製品が向いている場合があります。
  • 乾燥やパサつきが気になる髪:髪の乾燥やパサつきが気になる場合は、PPTだけでなく、保湿成分やCMC、セラミド、油分なども含めて考える必要があります。髪にうるおいを与え、表面をなめらかに整えるケアが重要です。
  • ダメージが強い髪:カラーやブリーチ、パーマなどによるダメージが強い場合は、髪の内部と表面の両方を考えたケアが必要です。PPTを補うだけでなく、髪の水分や脂質のバランスを整え、熱や摩擦などによる追加ダメージを減らすことも大切です。

PPT配合製品の使い方

シャンプーやトリートメントの効果をしっかり引き出すためのポイントをご紹介します。

  • シャンプーは泡で洗う:髪同士を強くこすらないよう、シャンプーは十分に泡立ててから使用します。泡がクッションになることで、摩擦を抑えながら洗いやすくなります。
  • トリートメントは毛先中心に:トリートメントは、髪の中間から毛先を中心になじませます。ダメージが気になる部分には丁寧になじませますが、細い髪の場合は、使用量が多すぎると重く感じることがあります。
  • 乾かす前のケアも忘れずに:濡れた髪は、摩擦や絡まりの影響を受けやすい状態です。タオルで強くこすらず、やさしく水分を取った後、必要に応じて洗い流さないトリートメントを使用してから乾かしましょう。

まとめ

PPTとは、PolyPeptide(ポリペプチド)の略で、タンパク質を加水分解して小さくしたペプチドの総称です。リトル大学院では、ケラチンPPT、コラーゲンPPT、シルクPPT、大豆PPT、小麦PPTなどが紹介されています。

PPTは、髪にうるおいやハリ・コシを与えたり、ダメージによる手触りや指通りを整えたりする目的で、ヘアケア製品に配合されています。

大切なのは、PPTが入っているかどうかだけで判断するのではなく、髪質やダメージ状態、目指す仕上がりに合わせて選ぶことです。

  • ハリ・コシを求める場合は、ケラチンPPTなどに注目する。
  • 乾燥やパサつきには、保湿成分やCMCなども考慮する。
  • ダメージが強い髪は、内部と表面の両方をケアする。
  • 細い髪は、使用量が多すぎて重くならないよう注意する。
  • PPTの種類や製品の処方によって、仕上がりは異なる。

nido di rondineでは、リトル大学院の学びも参考にしながら、サロンrondineの髪のプロが、毛髪の仕組みやヘアケア成分についてわかりやすく発信しています。

髪の状態や製品選びで迷ったときは、ぜひお気軽にご相談ください。